最高ソング2020女性声優部門第1位 Agapanthus


今更ですが、麻倉ももさんの2ndLive Agapanthusに参加してきたよ。


トラセとして、ミリオンスターズとして、ならあるんですが、麻倉ももさんの単独ライブ初参加でした。
そもそも女性声優の単独ライブ現地参加は田所あずささんだけなんですよね。(その田所あずささんもかなり特殊なタイプな気もしますが…)

自分の中で今年を象徴するアルバムを一枚出すとしたら、やはり「Agapanthus」だったと思います。
なんといっても自粛期間中一番聞いたアルバムですし、今も聞き続けています。

恐らく私がこの人生で一番聞くことになるであろう特別な女性声優のCDとなりました。

そんな特別な一枚をひっさげたライブが、せっかくこのタイミングでの公演になったんだし!!と参加を決意、無事両日当選しました。(このためにトラセの安い方の有料会員に入りました。ありがたいね)


まず、入場ですが。

こちらは政府の接触確認アプリをインストールし、入場の際に確認してもらいます。その後、チケットを確認してもらう列へ。

都合があってアプリをインストールできない人たち用に対応している場所もありました。

公演中はマスク着用必須、着席、声出し禁止、というスタイル。
やはり異様です。私はもちょ単独が初めてだったので、様子見的な部分もあった私としてはそれはそれで快適かなと思ったんですが、何度も足を運んでいて、ライブの雰囲気が好きな人には本当に厳しいよな〜と思います。

特に男性のオタクが多いライブはしんどそうです。
女性オタクが多いライブは声出しも控えめなので、実はそんなに変わらなかったりするのかな?と思いました。



それでは早速ライブの感想について。


1.Agapanthus

いきなり大本命でした。よくよく考えればライブのタイトルなわけだしこれではじまるのも納得なんだけど、全然覚悟してなかったのでめちゃくちゃ焦りました(?)

初日は、あれ?声出てない…様子がおかしいな…と思ってたらもちょが泣いてることに気づき、オタクも共に号泣。

もちょがMCで触れるまで、ずっとその涙の理由を考えていました。ようやくライブが開催できたことへの喜び、安堵、きっとこの瞬間までずっと不安だっただろうに…ひとりでこのステージに立って…多分色々な感情が入り混じっていて、それが涙になって溢れ出てきたんだと思いました。
そのときの感情はもちょ本人しか理解することができないだろうけど…

自粛ムードが明けて、ようやく少しずつライブが始まってるけど、初めてライブするたびに、どんな声優もアイドルも歌手も、こういう感情を通ってからステージに立つんだろうか、と思いました。

演出が本当におとぎばなしの世界のようで、もちょはヒロインなんだな…と思いました。淡い紫の衣装がとっても素敵でした。
私がAgapanthusを好きな理由の一つに、アルバムのジャケットがとても美しいことがあります。コンセプト通り、グッズもとてもかわいかったのが嬉しかったですね。


2.スマッシュドロップ

今度はレトロっぽいピンクのワンピースで登場したもちょ。めちゃくちゃかわいい。

スマッシュドロップ、かなり好きなんですよね。とにかく元気が出る。あと、振り付けもかわいいです。
もちょのダンスって、すごく正確で、教わった通りに全てをこなす、って感じがするんです。その特徴がめちゃくちゃ生かされてる振り付けだな〜と思います。


3.カラフル

オタクダンスシリーズ。
いやもちょオタクの振りコピ率ハンパなくないですか!?こんなに踊ってるっけオタクって!?久しぶりにオタク見たからそう思っただけなのかもしれないんですけど、これは予習必須ですね。ご本人の動画もありますし。
真面目に座ってダンスしてるオタクは普通に面白かったです。


4.トキメキシンパシー

いいよね〜〜…これ。
結構この曲はいろんな場所に動いていたイメージがあります。オタクの近くにきてくれるもちょ…

ていうか、もちょってちょっと離れててもかわいいのすごい。なんか顔とか鮮明に見えてるわけじゃないのに、存在がめちゃくちゃかわいいんですよ。なんかかわいいことがわかる。こんなにかわいい人間っているんだね…なんで?(しらん)


5."さよなら"聞いて

確かここで全身白衣装に変わったと思います…お人形さんみたいでめちゃかわいい。あとスタンドマイクだったかな…

なんかNTRぽくてしんどくないですか?この曲…
いやNTRじゃないか…俺がもちょを大切にしなかったのが悪いのに、新しい男のものになったもちょからこんな風に言われると、罪悪感メチャクソ無限湧きしてきてしんどいです。

個人的にはシュークリームの未来がこれになるんじゃないか…と思っています。シュークリーム、好きだけどね…猫が好きだったりする男なんて腐るほどいるからね。

6.Twinkle love

もちょを椅子に座らせて前のテーブルにあるカメラで至近距離もちょを大画面で映す神演出。
オタクは抗えませんでした。なんだこれは……

センターステージにクッションとかソファーとかいろいろかわいいものがあって、かわいいもちょがいてなんかすごかったです。異世界


7.ずっと君のことが好きなんです(1日目)

す、すごおい……
なんか音源で聞いてたときは、これ聞いて喜んでるオタクを想像してキモいなーと思っててちょっと苦手だったんですけど(コラ!)

いや、これは仕方ないか…でも気持ち悪いよねちょっと。オタクはね。


7.星空を想えば(2日目)

初日と違う!!!!あ、セトリ変わるんだ!?変わらないと思ってたのでびっくり!!!えーーーやばやばやばどーしよー!?になってたやつ。

いいですよね〜これ…
もちょ、これくらいのちょいしっとりソング合いますよね。ヒーリングソング。


8.さよなら観覧車(1日目)

たしか前方のステージに移動。映像明けだった気がします。

実はAgapanthusの次に好きな曲です。切なくて切なくて…切ないんですけど切ないだけじゃなくて、前に進まなきゃいけない曲……これが来たら確実に泣く。そう覚悟していました。やはり号泣。

特に「会えないときもずっと笑ってたから 泣き虫だって知らないままでしょう」という歌詞が好きすぎて…本当に好きすぎて…

この曲はもちょ自身がアイデアを出して、それをまとめて作詞してもらった、という話を聞いたんですけど、このフレーズが本当に刺さる。

たぶん、大好きな相手にも無理して隠している部分ってあるんですよね、きっと。相手と離れるときになって、自分が無理していたことのつらさに気付いて…と思うとたまらなくなります。

意識的にラブソングを多くしているというもちょですが、これはまさに女性に向けた歌な気がします。


8.花に赤い糸(2日目)

そうきたか〜〜〜!?!!!?!

さよなら観覧車がめちゃくちゃ好きな私としては、2日目は歌わないのか…という悲しさと今日は花に赤い糸きたよ!?!!?という喜びとでぐちゃぐちゃでした。

ライブで聴くとサビの「あぁ!」がより印象的になりました。かわいらしい楽曲が多いもちょですが、このサビは全力で歌ってる感じがします。結局泣く。
AgapanthusとかMCとちょっとつながってる気もする。


9.今すぐに

泣き歌の女王藤田麻衣子さん制作のこの歌…やはり泣く。

なんか涙活?でしたっけ。一時期流行っていた気がするんですけど、マジでそれでした。なんかHYのライブとか行って号泣する女性の気持ちが昔は全くわからなかったんですけど、今麻倉ももさんのライブでようやく理解しました。
そして「女子大生の聴くaikoに負けた」というブログも思い出しました。女子大生の聴く麻倉ももは凄いですよ。


10.Good job!

確かここで赤チェックの衣装にお着替え。ちょっとトラセのもちょっぽい感じもするめちゃくちゃかわいい衣装でした。

なんか明るい曲調なのにめちゃくちゃ泣きたくなる歌ってあるじゃないですか?
その昔SideMのハイジョのHigh jump no limitを初めて聞いたときに、わけもわからず涙が出できたことを思い出します。
Good job!もまさにそれで、こういうしんどい時だからこそ聴きたくなる、そんな歌でした。



これも勝手に私がオタクを想像して気持ち悪くなる歌です。(なにそのジャンル?)
でもいい曲だったな…オタクをゆるします。


12.秘密のアフレイド

きました。オタク大好き秘密のアフレイド。

珍しいロックな感じの歌です。
ちょっと強めでかっこいい歌い方の割に、歌詞は結構乙女なところが良いですよね。

いつも通りのライブだったらチンパンジーオタクがたくさん見れたんだろうな…と思うと切なくなるばかりです。


13.Shake it up!

確かここでお着替え。白いオフショルのリボン付きブラウスに、紫、ピンク、水色が入ったジャンパースカート?でした。個人的にこの衣装めちゃくちゃツボです。

めちゃくちゃタオル回したくなるのは私だけでしょうか?こういう状況だから振り付けになったのかな?そんなことない?

歌詞がちょうど今の心情とリンクしてるんですよね。数年に一度の大切なライブ……どんな状況でも常に全力で楽しまなくてはいけない、麻倉ももさんはそうオタクに教えてくれました。


14.トクベツいちばん!

プリプリちぃちゃんの歌だ!!!プリプリちぃちゃんって結構声に出して読みたい日本語。

とにかくかわいい。麻倉ももさんの声は少女の声なんですよね、やっぱり。カラフルとかもそうなんですけど、こういうピュアな歌は際立って可愛いですね。


15.妄想メルヘンガール

オタクの録音したコールが流れる衝撃的な企画。

数少ない女オタクである私は、地獄の音声になることを予測して速攻で録音して応募しました。
実際結構地獄でした。録音だからか雑音が多くて…面白い試みなんですけどかなりキツかったね…まあこれはこれで……
女性パートは心穏やかに聞けました。

間奏のぽよぽよした振り付けがかわいい。


16.Fanfare!

えむおーえむおーえむおーえむおーれっつごーえびわん!れっつごーえびわん!のやつ。

もちょ自身「やっぱりみんなのコールがないと!」と言ってたのもあり、めちゃくちゃ楽しかったけどちょっと寂しいなあ…という印象。
いつか帰ってくる時には絶対えむおーえむおーしたい………


17.僕だけに見える星

ライブの直前にリリースされた新曲。めちゃ良い。
このご時世だからこそこういう歌を届けてくれる喜び。ありがとう…

個人的にはカップリングのあしあとも大好きです。終演後会場で流れてて嬉しかったなあ。


アンコール
1.パンプキンミートパイ(1日目)

アンコールの衣装は、スカートは変わらず、ブラウスがライブTになってました。1日目は紫、2日目はピンクでしたね。私は両日もちょと同じ色を着ていたのでかなりテンション上がりました。

かわいい〜〜
やっぱシングル曲は定番なんですかね。めちゃくちゃ可愛いし前向きで元気になれる曲。女性、というよりまだまだ女の子って感じの歌ですよね。おとぎばなしに憧れたまま…な感じが好きです。


1.No Distance(2日目)

ソーシャルディスタンスでも心はノーディスタンスで、というご時世配慮セットリスト。

めちゃくちゃ沁みる〜〜……
実はライブが終わってから一番聞き返してるかもしれない曲です。しみじみと「あれよかったな〜…」となるのはこの曲。これ国歌にしてくれないかな?
なんかもう本当今の心境にピッタリすぎて、マジでなんか、え?この曲まだ世界に見つかってないの…?どうして…?世界、何してるの?になる。


2.ユメシンデレラ

「荒ぶる季節の乙女どもよ」のEDですね。アニメ本編はこの幸せな曲からは想像できないほど荒々しい展開ですけどね。
こちらの作品は秋頃に一気見したので記憶に新しく、なんとなくアニメを思い出しながら聞いていました。

それにしても百々子めちゃくちゃかわいいよね。正直ミリオンとマギレコ、シャーロットくらいしか知らなかったのでかなり意外な役どころでした。激しいもちょが見られるのでおすすめです!

この曲、神様もちょと普通もちょが対話してるのめっちゃ可愛くて好き。神様もちょめちゃ好き。おこらないで…


3.365×LOVE

大好きです!この歌!
どうしてもバレンタインの歌、というイメージが強いですが、ライブみたいな特別な日もぴったりですよね。

バラードもありつつ、かっこよくもありつつ、やっぱり最後は元気なもちょで終わってくれるのがすごく嬉しかったです。きっと次も会えるよね!って気分にさせてくれる…




さて、ここまで一曲ずつ書いてきましたが、全体的な感想として、麻倉ももさんはとにかくミスが無いな、と思いました。

振り付けも結構な運動量ですし、たった一人でステージに立っていて、ここまで歌詞や振り付けのミス、声のブレがなくやりきるってものすごいことなんじゃないかと。

とにかく客を飽きさせない時間でした。捨て曲なし。良い意味で本物のアイドル声優だな、と思いました。
アイドル声優なんて言うとちょっとバカにしてる?みたいな感じがありますけど、私はアイドルも声優も大好きなので、賞賛としてこの言葉を使いたいです。

私は、今回ライブが延期してしまったからこそ参加できた身でした。多分、予定通りツアーが開催されてたら参加してなかったと思います。タイミング的な問題で。
そう思うと私は幸運だったな、と思ったんですけど…

本来はツアーの予定でしたし、2年ぶりの単独ツアーで、これのためにお金を稼ぎ、苦しい日常を超えて生きてきたオタクのことを思うと泣けてきます。

こんなことがあって許されるわけがない、延期でも開催できたことは素晴らしいですが、やはりコロナはそういったオタクたちの思いをすべて踏みにじってるんだな、と怒りに震えました。

私も参加が決定していたのに中止・延期になったライブがいくつかありましたが、どれもまだ開催されていません。
あの時の純粋な感情とはもう違うんですよね。たとえ開催されたとしても…演者自身もオタクもみんながそうだと思います。

それにしてもオタクが声を出せない、立てない、という制約だけで「やっぱコロナ禍でのライブはつまんねーな」と思ってしまうことが一番苦しいなと思いました。

だって演者のやることは変わらないはずですもんね。歌って、踊って、手を振って、MCして……どうしようも出来ないことで、ネガティブな感情が観客に生まれてしまうかもしれないことが本当に切ない。演者やスタッフの皆様は、今まで通り、いや今までよりもさらに観客が楽しめるように尽力してくれてると思うんです。
もちょ自身の提案もたくさんありましたし、その思いがたくさん伝わってきました。

でも今回、こうやって久しぶりにライブに足を運ぶことで、一曲一曲がとても大切に思えたり、こうやって時間が経っても全然ブログに書けるくらい記憶に残っていたり、日常に戻ってからもライブのプレイリストを毎日聴いていたり、とライブが頻繁にあった頃では大切にできていなかったことを、大切にできるようになりました。

それはもちろんこのライブがとても良いライブだったから、というのもあるんですけど、やっぱりこういう気持ちが、我々には必要なのではないかと気付かされた次第であります。

どうにか、前みたいに普通にライブできる世の中になってほしいな、と心から願っています。やっぱり現場がないとつらいよ。ずっと言いたかった。現場がないと、つらいよ………

そのためにも、どうにか健康でいたいね。オタクも、声優も、みんな……

麻倉ももさん、本当にありがとうございました。
ミュージックレインさんはちゃんと円盤化してください。
あと配信楽しみですね。